![]() 自動車の付属品の作動に関連する情報を表示するための表示装置に付随する光学系
专利摘要:
任意の構造のフロントフェース上に、ゴースト像を発生させることなく、鮮明、正確、かつ完全な画像を合焦させることができる光学系を提供する。 少なくとも2つのレンズ(12)を有する第1のグループ(13)と、少なくとも2つのレンズ(12)を有する第2のグループ(14)との少なくとも2つのグループに分割される複数のレンズ(12)を備えており、第1のグループ(13)の少なくとも1つのレンズ(12)は、第2のグループ(14)の対応するレンズ(12)に相対するように配置されている。光学系(10)であって、第1のグループ(13)の任意のレンズ(12)に入射した光線(11)を、第2のグループ(14)の対応するレンズ(12)に導く導光手段(20)を備えている。 公开号:JP2011507048A 申请号:JP2010538689 申请日:2008-12-16 公开日:2011-03-03 发明作者:ルイ;タシィ ピエール;トレーレ マリリーヌ 申请人:ヴァレオ システム テルミク; IPC主号:G02B3-00
专利说明:
[0001] 本発明は、通風、暖房、および/または空調の機器などの、自動車の付属品の作動に関連する情報を表示する表示装置の分野に関する。本発明は、そのような表示装置に付随する光学系、およびこの表示装置を提供することを目的としている。] 背景技術 [0002] 自動車は、通常、車室内の空気のための通風、暖房および/または空調の機器、移動電話機、車載コンピュータ、衛星測位システム、または他の同様の付属品を備えている。このような付属品には、自動車の基本的かつ最重要な機能、すなわち、その移動に不可欠ではないオプションの機材などの、ほとんどあらゆる種類の装備がある。より具体的には、そのような付属品には、自動車のエンジンの作動には関与しないが、それを監視することができるものもある。その一例として、ダッシュボード、さらには速度計を挙げることができる。] [0003] このような付属品は、通常、その付属品の作動に関連する情報アイテムなどの、少なくとも1つの情報アイテムを表示するための表示装置を備えている。付属品が上述の種類の機器である場合には、情報アイテムは、例えば車室内の空気の温度、および/またはその空気の所望の温度などの数値データ、またはさらには、車室の輪郭を表わすようなピクトグラムタイプまたはアイコンタイプの記号である。付属品が移動電話機である場合には、情報アイテムは、例えば電話番号および/または対応する名称などの情報アイテムである。付属品が車載コンピュータまたは衛星測位システムである場合には、情報アイテムは、例えば英数字、アイコンまたはピクトグラムである。] [0004] 表示装置は、情報アイテムを表示するための表示手段を備えている。表示手段は、具体的には、透過照明、反射照明および/または半透過照明型のディスプレイスクリーンである。表示手段には、例えば一般に頭字語「LCD」によって表わされる液晶スクリーン、また頭字語「TFT」によって表わされる、薄膜トランジスタのアレイを有するスクリーン、一般に頭字語「VFD」によって表わされる真空蛍光スクリーン、一般に頭字語「OLED」によって表わされる有機発光ダイオードスクリーンが含まれる(これらの頭字語は英語の頭字語であるが、確立された記号でもある)。] [0005] 表示装置は、さらに、表示手段を保護し、および/または情報アイテムを投影するための面として働くフロントフェースを備えている。フロントフェースは、例えば表示装置の外部環境から表示手段を保護するように作られた、装飾的な板ガラスである。フロントフェースは、特に研磨されていない場合には、不規則な表面かつ/または凹凸のあるざらざらの表面を有している場合がある。表示手段とフロントフェースとは、互いに向かい合わせに配置されており、それらの間に設けられているスペースは、空気で満たされており、その屈折率は1である。] [0006] 表示手段は、ユーザが、表示手段の表面上に表示された情報アイテムを見ることができるように作られている。表示手段が「LCD」タイプのスクリーンである場合には、フロントフェースを介して、ユーザが情報アイテムを見ることができるように、そのスクリーンは、スクリーンを背面照明するように構成された少なくとも1つの光源と組み合わされている。表示手段は、概ね拡張平面に沿って延びる平面形を有している。] [0007] この際に生じる一般的な問題は、表示手段上に表示された情報アイテムが、フロントフェースを介してスクリーンを見ているユーザに対して、ぼけた画像として、フロントフェース上に投影されるおそれがあるということである。この問題を解決する試みとして、橋本等による特許文献1は、表示手段とフロントフェースとの間に、2つのグループに分割された複数の同一のレンズから成る画像形成光学系を配置することを提案している。第1のグループのレンズは、スクリーンに向き合って位置する第1の平面に沿って配置されており、第2のグループのレンズは、フロントフェースに向き合って位置する第2の平面に沿って配置されている。第2の平面は、第1の平面と平行である。第1のグループの各レンズは、表示手段から発した入射光線が突き抜ける入射面を有しており、第2のグループの各レンズは、その入射光線がフロントフェースに向かうための出射面を有している。対応する出射面まで、この画像形成光学系内を通過した入射光線は、最終的にフロントフェースに達する。] [0008] 各レンズは、1つの光軸、およびそのレンズの光軸の各端に形成されている2つの頂点を有している。レンズの光軸は、互いに平行をなしており、さらに、一方では、表示手段の一般拡張平面に、他方では、第1および第2の平面に直交している。さらに、第1のグループの各レンズは、第2のグループの対応するレンズに相対するように配置されている。言い換えると、第1のグループの各レンズは、第2のグループの対応するレンズに向かい合わせに配置されている。したがって、それらの2つのレンズの光軸は同一であり、また第1のグループのレンズの頂点の一方は、第2のグループの対応するレンズの頂点の一方に接している。] [0009] このような画像形成光学系を装備した表示装置を使用する際には、改善すべき問題点が存在する。] [0010] 第1に、表示装置が複数の光源を有する場合には、フロントフェースを通して、ユーザが見る情報アイテムの画像は、その情報アイテムの複数の部分画像から成っており、それは、ユーザにとって全く満足できないものである。] [0011] さらに、ユーザにとって鮮明な画像が得られる視野角は制限される。より明確に言うと、表示装置の周辺領域にいるユーザは、情報アイテムを鮮明に見ることができない。それは、自動車を運転しているユーザを束縛し、さらには危険に陥れる。] [0012] 最後に、情報アイテムの1つ以上のゴースト像が、フロントフェース上、および/またはその近傍に投影されるおそれがある。これらのゴースト像は、ユーザに対して、視覚的な妨害となるので、極力最小化すべきである。] 先行技術 [0013] 米国特許公開第2006−139759号公報] 発明が解決しようとする課題 [0014] 本発明は、少なくとも2つのレンズを有する第1のグループと、少なくとも2つのレンズを有する第2のグループとの少なくとも2つのグループに分割される複数のレンズを備えており、第1のグループの少なくとも1つのレンズは、第2のグループの対応するレンズに相対するように配置されている光学系であって、実質的に任意の構造のフロントフェース上に、ゴースト像を発生させることなく、鮮明、正確、かつ完全な画像を合焦させることができる光学系を提供することを目的とする。本発明は、さらに、このような光学系を備えている表示装置であって、自動車の付属品の作動に関連する情報アイテムを表示するようになっており、かつ効率的で、小型で、高信頼性があり、したがって、情報アイテムを、歪ませたり、損なわせたりすることなく、かつ視覚的なアーチファクトの発生によってユーザを混乱させることなく、ユーザに伝達することができる表示装置を提供することを目的とする。] [0015] 本発明の光学系は、少なくとも2つのレンズを有する第1のグループと、少なくとも2つのレンズを有する第2のグループとの少なくとも2つのグループに分割される複数のレンズを備えている光学系である。第1のグループの少なくとも1つのレンズは、第2のグループの対応するレンズに相対するように配置されている。] [0016] 本発明によれば、この光学系は、第1のグループの任意のレンズに入射した光線を、第2のグループの対応するレンズに導く導光手段を備えている。] [0017] このような構成は、第1のグループの任意のレンズに入射した光線が、第1のグループのこのレンズに相対するように配置されている第2のグループのレンズ以外の第2のグループのレンズに向かうことを防止することを目的としている。第1のグループのレンズに入射した光線は、この導光手段によって、第1のグループのこのレンズに相対するように配置されている第2のグループの対応するレンズに向けられる。したがって、入射光線が、その入射光線の入射した第1のグループのレンズに向かい合わせに配置されている第2のグループのレンズ以外の第2のグループのレンズに向かって分散することが避けられる。] [0018] その結果、フロントフェース上に投影される情報アイテムの画像は、鮮明、正確、かつ完全なものとなる。別の1つの結果として、フロントフェース上に、ゴースト像が投影されなくなる。] [0019] 導光手段は、第1のグループのレンズと第2のグループのレンズとの間に配置されている主グレーティングを備えており、この主グレーティングは、第1のグループのレンズに接する遠位端と、第2のグループのレンズに接する近位端とを有していると有利である。] [0020] 主グレーティングは、この主グレーティングの遠位端と近位端との間に延びる複数の主導光路を有していることが好ましい。] [0021] 各主導光路は、互いに相対するように配置されている第1のグループのレンズと、第2のグループのレンズとからなる対応する対に相対するように形成されていると有利である。] [0022] 主導光路の各々は、第1のグループのレンズによって塞がれている第1の開口と、第2のグループの対応するレンズによって塞がれている第2の開口との間に長手方向に延びていることが好ましい。] [0023] 第1のグループのレンズは、特定の1つの面S1に沿って配置されており、第2のグループのレンズは、特定の1つの面S2に沿って配置されている。] [0024] 面S1は、例えば第1の平面P1の形態をしている。] [0025] 第1のグループの各レンズは、第1の平面P1に直交する第1の光軸A1を有していること、および第2のグループの各レンズは、やはり第1の平面P1に直交する第2の光軸A2を有していることが好ましい。] [0026] 同一の対を成す、第1のグループと第2のグループとのレンズの第1の光軸A1と第2の光軸A2とは一致している。] [0027] 各主導光路は、第1の光軸A1および第2の光軸A2に一致する対称軸Aを有していると有利である。] [0028] 主グレーティングは、例えば第1の平面P1に平行なグレーティング面P’上に配置されている。] [0029] 主グレーティングは、光学的に不透明な材料から成っている。] [0030] 各主導光路は、第1のグループおよび第2のグループのレンズと同様の第3のグループのレンズを収容していると有利である。] [0031] 第3のグループの各レンズは、第1の光軸A1および第2の光軸A2に一致する第3の光軸A3を有することが好ましい。] [0032] 第3のグループの各レンズは、第3のグループのレンズが間に配置されている、第1のグループのレンズと第2のグループのレンズとから等しい距離Xに位置していることが好ましい。] [0033] 第3のグループのレンズは、第1の平面P1と平行な第3の平面P3上に配置されていることが好ましい。] [0034] 導光手段は、副導光路を有する少なくとも1つの副グレーティングを備えていることが好ましい。] [0035] 各副導光路は、第1のグループの対応するレンズを収容していると有利である。] [0036] 副導光路の各々は、第2のグループの対応するレンズを収容していることが好ましい。] [0037] 第1のグループの各レンズは、例えば表示手段が備えている対応するピクセルに相対するように配置されている。] [0038] 本発明の表示装置は、表示手段と、フロントフェースと、上述のような光学系とを備えている、少なくとも1つの情報アイテムを表示するための表示装置であって、フロントフェース上に情報アイテムを投影するために、表示手段は、光線の形態の情報アイテムを発生させ、かつフロントフェースに向かい合わせに配置されており、光学系は、表示手段とフロントフェースとの間に配置されている表示装置であるということに主要な特色を有する。] [0039] この場合、面S1は、例えばフロントフェースの構造を表わす面C、P’’と類似の構造を有する。] [0040] 面S1は、例えばフロントフェースと面S1との間に位置する対称面に関して、フロントフェースの構造を表わす面C、P’’と対称な構造を有する。] [0041] 第1の実施形態によれば、情報アイテムの画像の焦点を、フロントフェース上に合わせるために、第1のグループのレンズ同士は、互いに光学的に異なる。] [0042] 第2の実施形態によれば、情報アイテムの画像の焦点を、フロントフェース上に合わせるために、第2のグループのレンズ同士は、互いに光学的に異なる。] [0043] フロントフェースは、例えば曲面Cに沿って配置されている。曲面Cの曲率半径は、曲面Cから表示装置の内部に向かうか、または外部に向かう方向に延びている。] [0044] 第1の平面P1は、表示手段の拡張平面Pと平行に設けられていることが好ましい。] 図面の簡単な説明 [0045] 本発明による、情報アイテムの表示装置の概略図である。 図1に示されている表示装置の第1の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第2の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第3の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第4の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第5の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第6の変形実施形態の概略図である。 図1に示されている表示装置の第7の変形実施形態の概略図である。] 図1 実施例 [0046] 添付図面を参照して、本発明の変形実施形態に関する以下の説明を読むことによって、本発明をよりよく理解することができ、また本発明の詳細が明らかになると思う。] [0047] 図1において、付属品3の作動に関連する情報アイテム2を表示するための表示装置1は、自動車に搭載しうるように作られている。付属品3は、通風、暖房および/または空調の機器から成っているが、移動電話機、衛星測位システム、車載コンピュータ、または自動車の最重要な機能、すなわちその移動にとって不可欠ではない他の任意の要素から成る場合もある。表示装置1は、情報アイテム2を自動車のユーザに伝達するために、車室内に配置されるようになっている。情報アイテム2は、例えば車室内の空気の温度などの数値データ、または車両を線図的に表わすピクトグラムである。表示装置1は、ユーザが付属品3の作動を制御することができるように、対話型の装置であってもよい。この場合には、表示装置1は、例えば付属品3の制御された作動に必要な電子部品を装備した触覚型の装置として構成される。] 図1 [0048] 表示装置1は、情報アイテム2を表示するための表示手段4、およびユーザが情報アイテム2の画像6を見るフロントフェース5を備えている。表示手段4は、通常、一般拡張平面Pに沿って形成された平坦なスクリーンである。表示手段4は、ほとんどいかなる種類のスクリーン、例えば「LCD」、「TFT」、「OLED」、「VFD」、または同様のタイプのスクリーンであってもよく、特にスクリーンが、「LCD」または「TFT」タイプである場合には、いくつかの光源7を備えていてもよい。表示手段4が背面照明され、したがって、情報アイテム2を表示することができるように、光源7は、表示手段4の背面8に向かい合わせに配置されている。] [0049] 特に表示手段4を保護するために、フロントフェース5は、表示手段4の前面9と向かい合わせに配置されている。一般的に、フロントフェース5は、特に美的観点から、表示手段4の電源が切られているときに表示手段4を遮蔽するために表示手段4を覆っている。フロントフェース5は、表示手段4から距離Dの位置に配置されている。表示手段4とフロントフェース5との間には、空間Eが設けられている。さらに、特に美的観点から、フロントフェース5はざらざらしており、隆起および/またはくぼみなどの不規則性を有していることが望ましい。] [0050] 情報アイテム2の画像6の焦点を、フロントフェース5上に合わせるために、画像形成光学系10が、表示手段4とフロントフェース5との間に配置されている。一般に、画像形成光学系10は、画像形成光学系10に入射してきた光線11を、フロントフェース5上の点に集光させることができる、ほとんどいかなる種類の光学系であってもよい。画像形成光学系10は、少なくとも複数の光学レンズ12(以下、単にレンズ12と呼ぶ)を有している。これらのレンズ12は、レンズ12の第1のグループ13と、レンズ12の第2のグループ14とに分割されており、第1のグループ13のレンズ12は、第2のグループ14のレンズ12に向かい合わせに配置されている。したがって、レンズ12は、第1のグループ13の1つのレンズ12と、第2のグループ14の1つのレンズ12とによる、重ね合わせに形成された2つのレンズ12から成る対15として配置されている。第1のグループ13の各レンズ12は、表示手段4の一般拡張平面Pと直交する第1の光軸A1を有しており、第2のグループ14の各レンズ12は、やはり表示手段4の一般拡張平面Pと直交する第2の光軸A2を有している。第1のグループ13と第2のグループ14とで重ね合わせに形成されている2つのレンズ12から成る対15の第1の光軸A1と第2の光軸A2とは、同一である。] [0051] 第1のグループ13のレンズ12は、表示手段4の拡張平面Pと平行な第1の平面P1上に配置されている。第1のグループ13のレンズ12は、例えば表示手段4が備えている各ピクセル16に相対するように配置されている。しかしながら、第1のグループ13のレンズ12は、表示手段4が備えているピクセル16の配置と異なる配置を有していてもよい。第1の平面P1内で、第1のグループ13のレンズ12同士は、ほとんどいかなるパターン、すなわち、光学的に最も有効なタイリングから、最も有効でないタイリングまでの順に、好ましくは六角形、さらには正方形または長方形を並べたパターンに配置されていてもよいことは理解しうると思う。] [0052] 各レンズ12は、入射してきた光線11が突き抜ける入射面17、およびその光線がレンズ12から出射していく出射面18を有する。入射面17および出射面18の面内には、レンズ12の第1の光軸A1または第2の光軸A2が通る、レンズ12の表面上の点である、それぞれの頂点19が存在する。レンズ12は、その2つの頂点19の間の距離として定義される厚さLを有する。] [0053] さらに、第1のグループ13の各レンズ12は、表示手段4から距離L1の位置にあり、第2のグループ14の各レンズ12は、投影面であるフロントフェース5から距離L2の位置にある。最後に、第1のグループ13のレンズ12は、そのレンズ12と対15を構成する、そのレンズ12と重ね合わされた、第2のグループ14のレンズ12から距離Hの位置にある。] [0054] 第1および第2のグループ13および14のレンズ12は、いずれも、フォトリソグラフィー加工または機械加工によってガラスから作られるか、または、射出成形法またはプレス成形法に基づいてプラスチック材料から作られている。] [0055] このような画像形成光学系10は、情報アイテム2の不鮮明な、および/または一部が欠けた画像6を、ユーザに伝達するという欠点を有する。さらに、情報アイテム2の所望の画像のゴースト像が、フロントフェース5上および/またはその近傍に現われる。最後に、このような画像形成光学系10は、ほとんどいかなる構造のフロントフェース5にも適しない。] [0056] これが、第1のグループ13の任意のレンズ12内に入射してきた光線11を、第2のグループ14の対応するレンズ12に導く導光手段20を、画像形成光学系10に設けるという本発明の提案が有利であることの理由である。第1のグループ13のレンズ12は、そのレンズ12と対向しているレンズ12、すなわち第1のグループ13の注目しているレンズ12の第1の光軸A1に一致する第2の光軸A2を有する、第2のグループ14のレンズ12と対15を成している。] [0057] このような構成によって、情報アイテム2の形状およびサイズに関わりなく、画像形成光学系10は、ユーザに、明瞭で正確な画像6を伝達することができる。このような構成は、さらに、ユーザに対して、画像6の均質かつ全体的な表示を与えるように作られる。] [0058] 図2〜図4にそれぞれ示されている、本発明の第1〜第3の変形実施形態によれば、導光手段10は、第1のグループ13のレンズ12と第2のグループ14のレンズ12との間に、互いに接し合うように配置されている主グレーティング24を備えている。より詳細に述べると、主グレーティング24は、表示手段4の拡張平面Pと平行なグレーティング面P’に沿って延在している。グレーティング面P’のそれぞれの側方に、主グレーティング24は、第1のグループ13のレンズ12に接している遠位端25、第2のグループ14のレンズ12に接している近位端26を有している。これらの変形実施形態においては、遠位端25および近位端26は水平であり、かつ互いに平行である。] 図2 図3 図4 [0059] 主グレーティング24は、主グレーティング24の遠位端25から、近位端26までの両端間に延びる主導光路27を備えている。主導光路27同士は互いに平行であり、対称軸Aに沿って長手方向に延在している。この対称軸Aは、対応する2つのレンズ12から成る対15の第1および第2のグループ13および14のレンズ12の第1および第2の光軸A1およびA2と一致している。] [0060] 各主導光路27は、第1および第2のグループ13および14のレンズ12から成る対応する対15と相対するように形成されている。より具体的には、各主導光路27は、第1のグループ13のレンズ12で塞がれている第1の開口28と、第2のグループ14の対応するレンズ12で塞がれている第2の開口29とによって、長手方向の境界を定められている。] [0061] 主グレーティング24は、光学的に不透明な材料で作られている。したがって、第1の開口28を介して主導光路27内に入射した光線は、その主導光路27の第2の開口29を介してのみしか、その主導光路27から出ることはできない。] [0062] このような構成においては、第1のグループ13のレンズ12の出射面18、および第2のグループ14のレンズ12の入射面17によって塞がれているため、第1のグループ13のレンズ12の内側に入射した光線11は、そのレンズ12と対向して対15をなしている、第2のグループ14の対応するレンズ12の方向にしか伝播することができない。したがって、表示手段4上に表示された情報アイテム2は、ゴースト像を出現させることなく、フロントフェース5上に忠実に再生される。] [0063] 図3に、より詳しく示してあるように、主グレーティング24の各主導光路27は、第3のグループ30のレンズ12を収容している。それらのレンズ12は、第1および第2のグループ13および14のレンズ12のピッチと同一のピッチを有しており、収束レンズである。第3のグループ30のレンズ12は、第1の平面P1に平行な第3の平面P3上に配置されている。第3のグループ30のレンズ12は、第1および第2のグループ13および14のレンズ12と同一であることが好ましい。] 図3 [0064] 第3のグループ30の各レンズ12は、第1および第2の光軸A1およびA2と一致する第3の光軸A3を有している。第3のグループ30の各レンズ12は、第3のグループ30のレンズ12が中間に配置されている、第1および第2のグループ13および14のレンズ12から等しい距離Xの位置にある。] [0065] 図4に示す変形実施形態においては、導光手段10は、主グレーティング24に加えて、副導光路33をそれぞれに有する2つの副グレーティング31、32を備えている。第1の副グレーティング31の各副導光路33は、第1のグループ13の対応するレンズ12を収容しており、第2の副グレーティング32の各副導光路33は、第2のグループ14の対応するレンズ12を収容している。図示していない一実施形態として、導光手段10は、主グレーティング24の他に、副グレーティング31、32のうちのどちらか一方しか備えていない場合もある。レンズ12の厚さLが、距離Hに比して十分に小さくなくなると、特に比H/Lがおよそ3以下になると、副グレーティング31、32の必要性が、より高くなる。] 図4 [0066] 図5に示す第4の変形実施形態においては、導光手段10は、上に定義された2つの副グレーティング31、32しか備えていない。この変形実施形態は、第1のグループ13のレンズ12と第2のグループ14のレンズ12とがほとんど接している場合に、特に好適である。] 図5 [0067] 図2〜図5にそれぞれ示す第1〜第4の変形実施形態においては、第2のグループ14のレンズ12は、第1の平面P1、およびフロントフェース5の一般構成平面P’’に平行な第2の平面P2上に配置されていることは認識しうると思う。] 図2 図3 図4 図5 [0068] 図6および図7にそれぞれ示す第5および第6の変形実施形態においては、フロントフェース5は、曲面Cに沿って配置されている。曲面Cの曲率半径22は、曲面C上の点から表示手段4に向かっており、曲率中心23は、表示手段4と投影面であるフロントフェース5との間に位置しているか、または表示手段4の背面8に対向する位置にある。別の一実施形態においては、曲率半径は、曲面C上の点から表示装置の外側に向かっている。] 図6 図7 [0069] 図6に示す第5の変形実施形態においては、第2のグループ14のレンズ12は、レンズ12から表示手段4に向かう曲率半径21を有する曲面S2上に配置されている。第2のグループ14のレンズ12の分布は、レンズ12の各対15が像倍率1を与えるように、フロントフェース5の構成に類似の構成を有している。この場合には、第1のグループ13のレンズを通った、情報アイテム2の中間像34は平坦である。] 図6 [0070] 第1〜第5の変形実施形態においては、第1のグループ13内のレンズ12も、第2のグループ14内のレンズ12も、ともに互いに同一であることは、これまでの説明で理解しうると思う。他方、図7に示されている第6の変形実施形態においては、第2のグループ14のレンズ12は、フロントフェース5上に投影される中間像34が湾曲するように適合化されている。そのために、第1のグループ13のレンズ12と第2のグループ14のレンズ12とからなる対15のうちの、第2のグループ14のレンズ12は、レンズ12の各対15がそれぞれ像倍率1を与えるように、互いに相違している。] 図7 [0071] 図8に示す第7の変形実施形態においては、第1のグループ13のレンズ12は、曲面S1上に配置されている。この場合には、曲面S1の曲率は、第2のグループ14のレンズ12だけが曲面S2上に配置されている場合とは反対の符号を有する。さらに、第1のグループ13のレンズ12を曲面S1上に、第2のグループ14のレンズ12を曲面S2上に同時に配置することも可能である。この場合には、曲面S2の曲率は、フロントフェース5の曲率と同符号であるが、より小さくなり、曲面S1の曲率は、フロントフェース5の曲率と反対符号であるが、より大きくなる。曲面S1の曲率の効果と曲面S2の曲率の効果とは、フロントフェース5の曲率に適合するように加え合わされる。曲面S1およびS2の曲率は、レンズ12の全ての対15が像倍率1となるのが望ましいという規準を満たしている。] 図8 [0072] 1表示装置 2情報アイテム 3付属品 4 表示手段 5フロントフェース 6 画像 7光源 8 背面 9 前面 10画像形成光学系 11光線 12レンズ 13 第1のグループ 14 第2のグループ 15 対 16ピクセル 17入射面 18出射面 19頂点 20導光手段 22曲率半径 23曲率中心 24主グレーティング 25遠位端 26近位端 27主導光路 28 第1の開口 29 第2の開口 30 第3のグループ 31、32 副グレーティング 33 副導光路 34中間像 A対称軸 A1 第1の光軸 A2 第2の光軸 A3 第3の光軸 C、S1、S2曲面 D、H、L1、L2 距離 L 厚さ P 一般拡張平面 P’グレーティング面 P’’ 一般構成平面 P1 第1の平面 P2 第2の平面 P3 第3の平面]
权利要求:
請求項1 少なくとも2つのレンズ(12)を有する第1のグループ(13)と、少なくとも2つのレンズ(12)を有する第2のグループ(14)との少なくとも2つのグループに分割された複数のレンズ(12)を備えており、第1のグループ(13)の少なくとも1つのレンズ(12)は、第2のグループ(14)の対応するレンズ(12)に相対するように配置されている光学系(10)であって、第1のグループ(13)の任意のレンズ(12)に入射した光線(11)を、第2のグループ(14)の対応するレンズ(12)に導く導光手段(20)を備えていることを特徴とする光学系(10)。 請求項2 前記導光手段(20)は、前記第1のグループ(13)のレンズ(12)と、前記第2のグループ(14)のレンズ(12)との間に配置されている主グレーティング(24)を備えており、主グレーティング(24)は、前記第1のグループ(13)のレンズ(12)に接する遠位端(25)と、前記第2のグループ(14)のレンズ(12)に接する近位端(26)とを有することを特徴とする、請求項1に記載の光学系(10)。 請求項3 前記主グレーティング(24)は、主グレーティング(24)の遠位端(25)と近位端(26)との間に延びる複数の主導光路(27)を有することを特徴とする、請求項2に記載の光学系(10)。 請求項4 前記主導光路(27)の各々は、互いに相対するように配置されている前記第1のグループ(13)のレンズ(12)と、前記第2のグループ(14)のレンズ(12)とからなる対応する対(15)に相対するように形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の光学系(10)。 請求項5 前記主導光路(27)の各々は、前記第1のグループ(13)のレンズによって塞がれている第1の開口(28)と、前記第2のグループ(14)の対応するレンズ(12)によって塞がれている第2の開口(29)との間に長手方向に延びていることを特徴とする、請求項3または4に記載の光学系(10)。 請求項6 前記第1のグループ(13)のレンズ(12)は、1つの面S1に沿って配置されており、前記第2のグループ(14)のレンズ(12)は、1つの面S2に沿って配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の光学系(10)。 請求項7 前記面S1は、第1の平面P1の形態をしていることを特徴とする、請求項6に記載の光学系(10)。 請求項8 前記第1のグループ(13)の各レンズ(12)は、前記第1の平面P1に直交する第1の光軸A1を有していること、および前記第2のグループ(14)の各レンズ(12)は、やはり前記第1の平面P1に直交する第2の光軸A2を有していることを特徴とする、請求項7に記載の光学系(10)。 請求項9 同一の対(15)を成す、前記第1のグループ(13)と第2のグループ(14)とのレンズ(12)の第1の光軸A1と第2の光軸A2とは一致していることを特徴とする、請求項8に記載の光学系(10)。 請求項10 前記主グレーティング(24)は、光学的に不透明な材料から成っていることを特徴とする、請求項2〜9のいずれか1つに記載の光学系(10)。 請求項11 前記主導光路(27)の各々には、収束レンズ(12)であり、かつ前記第1のグループ(13)、および第2のグループ(14)のレンズ(12)と同じピッチを有する、第3のグループ(30)のレンズ(12)が収容されていることを特徴とする、請求項3〜10のいずれか1つに記載の光学系(10)。 請求項12 前記導光手段(20)は、副導光路(33)を有する少なくとも1つの副グレーティング(31、32)を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載の光学系(10)。 請求項13 前記副導光路(33)の各々には、前記第1のグループ(13)の各レンズ(12)が収容されていることを特徴とする、請求項12に記載の光学系(10)。 請求項14 前記副導光路(33)の各々には、前記第2のグループ(14)の各レンズ(12)が収容されていることを特徴とする、請求項12または13に記載の光学系(10)。 請求項15 前記第2のグループ(14)のレンズ(12)は、前記第1の平面P1と平行な第2の平面P2に沿って配置されていることを特徴とする、請求項7〜14のいずれか1つに記載の光学系(10)。 請求項16 表示手段(4)と、フロントフェース(5)と、請求項1〜15のいずれか1つに記載の光学系(10)とを備えている、少なくとも1つの情報アイテム(2)を表示するための表示装置(1)であって、前記フロントフェース(5)上に前記情報アイテム(2)を投影するために、前記表示手段(4)は、光線(11)の形態の前記情報アイテム(2)を発生させ、かつ前記フロントフェース(5)に向かい合わせに配置されており、前記光学系(10)は、前記表示手段(4)と前記フロントフェース(5)との間に配置されている表示装置。 請求項17 前記面S1は、前記フロントフェース(5)の構造(C、P’’)と類似の構造を有することを特徴とする、請求項6〜15のいずれか1つに記載の光学系(10)を備えている、請求項16に記載の表示装置。 請求項18 前記面S1は、前記フロントフェース(5)と該面S1との間に位置する対称面に関して、前記フロントフェース(5)の構造(C)と対称な構造を有することを特徴とする、請求項6〜15のいずれか1つに記載の光学系(10)を備えている、請求項16に記載の表示装置。 請求項19 前記情報アイテム(2)の画像(6)の焦点を、前記フロントフェース(5)上に合わせるために、前記第1のグループ(13)のレンズ(12)同士は、互いに光学的に異なることを特徴とする、請求項16〜18のいずれか1つに記載の表示装置。 請求項20 前記情報アイテム(2)の画像(6)の焦点を、前記フロントフェース(5)上に合わせるために、前記第2のグループ(14)のレンズ(12)同士は、互いに光学的に異なっていることを特徴とする、請求項16〜19のいずれか1つに記載の表示装置。 請求項21 前記第1の平面P1は、前記表示手段(4)の一般拡張平面Pに平行であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の光学系(10)を備えている、請求項16〜20のいずれか1つに記載の表示装置。
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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